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2004年6月2日 
読売新聞
最近、「葬儀・告別式は近親者で済ませた」という訃報を目にすることが増えた。自分のまわりを見ても、こぢんまりとした葬儀が多くなっている。葬儀のあり方が変わってきているのだろうか。調査にでかけた。

東京都内で先日、九十歳の女性の葬儀が、親族だけ約二十人で営まれた。孫にあたる女性(33)に話を聞くことができた。故人の子どもも入院中で、孫の世代が葬儀を取り仕切ったのだという。

「祖母の友人も亡くなられた方が多く、孫の勤務先の方をお招きするのも、あまりにも故人との関係が遠い物ですから」と小規模になった理由を話す。

洋裁を仕事にしていた故人をしのび、祭壇の脇には家族やミシンの写真が飾られた。「心のこもったお見送りができて、良かったと思います」女性が葬儀を依頼したのは、インターネット上で葬儀社を紹介する「葬儀サポートセンター」。「身内だけで葬儀を行いたい」などの希望を入力すると、それに合った葬儀社を無料で紹介する仕組みだ。

 

「親族のみの小規模な葬儀の要望は最近増えていますよ」。東京都渋谷区の本社で下元敬道社長は話す。

昨年七月に開設してから九か月間の相談件数は計九百八十件。そのうち、51%が「家族のみでお見送り」を要望し、「一般的なお葬式」の要望は36%しかなかった。

親族だけで小規模に行う葬儀は以前は密葬と呼ばれ、社葬が予定されている場合などの特別なものだったという。今は一般化し、親しい友人を招く場合を含めて家族葬と呼ばれるようになってきた。――――


 


 

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